この記事はこんな方におすすめ
- いわゆる難関大学の学生
- 就活の落とし穴を知っておきたい人
- 大学と会社のギャップを知りたい人
- 単純に他人の失敗談を知りたい人
良い大学に入れば安泰は嘘?

たくさん勉強していい大学に入れば大手企業に入れるって思っていませんか?
私はそう思っていましたし、いつの間にかそのように刷り込まれていたのかもしれません。
もちろんいわゆる難関大学と言われる大学に入った方が就職に有利になることは間違いありません。
しかしいざ就活を迎えたときに私は大きな勘違いをしていたことに気づきました。
それはいい大学に入るだけではいい企業には入れないということです。
「当たり前だよ」「そんなの知ってるよ」って方はごめんなさい。
でもやりたいことが特になく、とりあえず勉強を頑張ってなんとなく大学に入ってしまったタイプの人は私と同じ状況に陥ってしまうかもしれません。
大手企業に入りたいなんて人は山ほどいます。あなたの同学年の学生だけで一体何人いるでしょうか。
まして有名どころの大学の同学年の学生を含めるとどれだけの人がいるでしょうか。
それだけの人数の人が就活時にはライバルになるわけです。
大学時代に特に何か頑張ったわけでもなく、とりあえず単位を取ってきた人より、何かに打ち込んできた人や秀でている人、面白そうな人を企業が採用しようと思うのは当たり前ですよね。
特にやりたいことがあるわけではないけど給料や福利厚生がよく、安定しているから大手企業という考え方ではなかなか厳しい戦いとなるでしょう。
いい大学に入るだけでなく、自分自身に付加価値をつけることが重要です。
大学と会社のギャップ

就活における面接時、そして仮に大手企業に入れたとしても大学と会社のギャップについて理解しておかないとそこでまた苦しむことになるかもしれません。
- 会社ではコミュニケーション能力が求められる
- 新卒が優遇される文化
コミュニケーション能力
就活で皆さんがおそらく一番戸惑うのが面接です。
大学入学まで選考方法は基本的に筆記試験です。面接など一度も受けたことがない人の方が多いのではないでしょうか。
入学試験のみならず、在学時の成績のつけ方まで筆記試験であったりレポートで評価が決まることになります。
つまり勉強ができる人が良しとされる環境で長いこと教育を受けてきているわけです。
特に高学歴の方ほど勉強に力を入れ努力してきたのではないでしょうか。
その教育の集大成となる就活で急にコミュニケーション能力を求められるというのは大学と会社のギャップを感じざるを得ません。
と感じる人がいてもおかしくないでしょう。(ちなみに私はそう感じました。)
新卒が優遇される文化
日本では新卒優遇文化があります。
一方海外にはそもそも新卒枠を設けていないところも多く、いわゆる実力主義のような形式となっています。
その代わり就職前に旅に出たり、ボランティアや留学をして経験を積んだり、自分を見つめ直す機会として「ギャップイヤー」というものを設けていたりします。
新卒優遇というのは言わば知識がなくとも、会社に入ってから教育しますよというものです。
そして新卒枠がない国では経験や知識が無いと採用してもらえないということになります。
どちらが優れているかという話ではなく、それぞれにメリットデメリットがあります。
ここで注目していただきたいのは新卒枠を設けている会社は入ってから教育することになるため大学までの知識は大して関係なく、皆同じスタートになってしまうという点です。
つまり特にスキルは必要ないということであり、大学と会社の間で大きなギャップが生じるわけです。
そしてこの仕組みが「経験年数が長い人の方が仕事を理解している」という状況をつくり、「年功序列」を生み出している理由でもあります。
大卒1年目より高卒5年目の方が圧倒的に仕事ができるなんてことは十分にあるわけです。
これが今の高い離職率に繋がっていたり、やりがいの無さにつながっている一つの原因だと考えられています。
やる気のある人ほどこのギャップには注意しておいた方がいいでしょう。
まとめ
- いい大学に入るだけではいい企業には入れない
- 自分に付加価値をつけることが大事
- 大学と会社では大きなギャップがある
- 大学までは勉学重視、会社はコミュニケーション重視
- 新卒優遇は会社で1から教育する制度であり、早く働き始めた人の方が仕事ができる
学歴があるに越したことがないのは確かです。
私が何より残念だと思うのはせっかく学歴があり優秀な人が大学と会社の間でのギャップを感じ、やる気を失ったり精神を病んでしまうことです。
事前にこのようなギャップを理解した上でどのように行動していくのか、どのような人生にしていきたいか考えていきましょう。
大学生のうちにやっておくべきことはこちらの記事にまとめました。
