この記事は
- 投資信託がそもそもわからない人
- 投資を始めようと思っている人
- 投資信託の選び方が分からない人
の悩みを解決するために書きました。
投資信託とは?

投資信託について話をするためにまずは株について説明します。
・株
皆さんがよく耳にする株というのは株式会社の株のことを指しており、企業が資金を調達するために発行するものです。
株を買うというのは、企業への出資と引き換えに経営の権利や配当金といった利益を受け取る権利が手に入ることを意味しています。
そのため人気のある企業ほど株価が高くなり、逆に人気がないと株価が下がります。
その価格差を利用して一般的に株式投資が行われているのです。
株は基本的には100株単位での売買となっています。
例えばあるA社の株が1株=1,000円の場合、100株=10万円が最低でも必要な金額になります。
このように株はまとまった金額が必要になり、投資資金があまりない方には分散投資もしづらくなるためおすすめできません。
・投資信託
投資信託はどういうものかというと、様々な会社の株や債券などをパッケージ化したものだと考えていただければイメージしやすいかと思います。
投資を管理する会社が大勢の人から資金を集めることで様々な株や債券などにまとめて投資をすることができるのです。
例えば楽天証券のニッセイ日経225インデックスファンドという投資信託は日経平均株価に利用されている銘柄の中から200銘柄以上が選ばれています。
では投資資金はどれくらい必要なのか。気になりますよね。
たくさんの銘柄に投資するんだから高額になるのではと思う方もいるでしょう。
しかしその心配はいりません。
大勢の人から投資資金を集めて投資を行うため、最低毎月100円から投資信託を買うことができます。
つまり私たちが支払う金額は少額でも複数の銘柄に分散投資を行うことができるわけです。
投資初心者に投資信託がおすすめの理由


こちらの記事にも書いた通り初心者の投資の基本は長期・分散・積立です。
それが一番実現しやすいのが投資信託なのです。
先ほども説明した通り、投資信託は投資資金が少なくても何百という株をまとめて買うことができます。
分散投資の観点でもこれはとてつもないメリットです。
もちろん投資信託にも銘柄はたくさんあり、全世界の株がまとめられたものや、先進国・新興国に限定したようなもの、高配当株やITに特化したものなど選びきれないほどの投資信託があります。
また、少額から投資ができるため積立投資を行うことも容易です。
株ではこうはいきません。
あとはあなたが長期で投資を続けさえすれば、長期・分散・積立ができるわけです。
失敗しない投資信託の選び方

まずは口座開設
投資信託を購入しようと思ったらまずは口座を開設する必要があります。
ここで気を付けていただきたいのが、近くの金融機関や証券会社に足を運んで開設してはいけません。
なぜなら、当たり前ですがそういった機関はあくまで慈善活動を行っているわけではなく、利益を上げるために私たちに口座開設を勧めているわけです。
向こうは営業のプロなので手数料が高い投資案件であっても上手く言いくるめられてしまう可能性があります。(断るのが苦手な人も多いですしね。)
そこでおすすめなのがネット証券です。
ネット証券であれば余計な人件費がかかっていない分、手数料などのコストをカットすることができます。
手数料がかからないに越したことはありませんし、ネット証券は扱っている銘柄も豊富なので何も問題ありません。
楽天証券かSBI証券を選んでおけば間違いないです。
特に楽天証券はカードで支払うことで1%のポイントが付き、投資をするたびに実質1%の利益が得られるためおすすめです!
そして初心者はつみたてNISA口座を開設しましょう!

投資信託の選び方
・アクティブ型かインデックス型か
投資信託は大まかにアクティブ型とインデックス型に分けられます。

アクティブ型:平均値以上の値上がりを目指す。手数料は高い。
インデックス型:平均値を目指す。手数料は低い。
このうち選ぶべきはインデックス型です。
確かにアクティブ型の方が高い利益を手にすることができるかもしれませんが、長期間で運用することを考えると、ずっと平均値以上の利益を上げることは難しく、結局手数料分だけ損をする可能性の方が高いからです。
面白くはないかもしれませんが、インデックス型で長期的に平均を取り続けることで、世界全体の経済の発展に投資することこそがリスクを抑えながら利益を上げる唯一の方法ではないでしょうか。
・手数料はどれくらいのものを選べばいいのか
投資信託を購入する際の買い付け手数料は基本的にかからないものがほとんどなので問題ありませんが、購入後は管理費用として信託報酬というものがかかります。
管理してあげるから手数料頂戴ね。っていうことです。
この手数料がアクティブファンドは高く、インデックスファンドは低いわけです。
ここで選ぶべきは信託報酬が0.3%未満の投資信託です。
最近は信託報酬もどんどん下がっており、0.1%を切るものまであります。
インデックスファンドで0.3%未満のものを選びさえすれば、あとはどの地域に投資するかだけです。
これは好きなところ、今後伸びそうだなと思うところを選んでいただければ問題ないのですが、「そんなのわからないよ!」って人は全世界に投資しているものを選ぶのが無難です。
たったこれだけで大きく失敗することはありませんのでぜひ皆さまお試しください。
まとめ
- 投資信託とは株などをまとめパッケージ化したもの
- 投資信託を利用することで長期・分散・積立の投資を行うことができる
- 積立NISA口座を利用しよう
- ネット証券で十分(楽天証券やSBI証券)
- インデックス型で信託報酬0.3%未満のものを選ぼう
- 全世界に投資するのが無難
これだけ抑えていただければ投資で失敗することはまずありませんが、不安であればこちらの本を合わせて確認してみてください。
