お金の教養

各世代の貯金額はどれくらい?誰でもできる合理的な貯金方法を紹介!

うしくん
うしくん
てらこーーー貯金できないんだけどどうしたらいい?
てらこー
てらこー
うしくん。心配しないで。ちょっとした仕組みさえ作れば貯金はできるようになるよ。
うしくん
うしくん
ほんとー?
てらこー
てらこー
多いのか少ないのかよくわからないけど実際僕も手取り16万円でも年間100万円は貯められたよ。
てらこー
てらこー
貯金できなくて困ってるなら試してみて!

 

この記事は

  • 貯金ができなくて困っている人
  • そもそも貯金のやり方がよくわからない人
  • 自分は貯金ができている方なのか確認したい人

の悩みを解決するために書きました。

 

そもそも日本人ってどれくらい貯金してるの?

自分は貯金ができている方なのかそれともできていない方なのか気になりますよね?

あくまでも個人や家庭の稼ぎの状況などにもよりますが、知っておいて損はないでしょう。

今回は預貯金だけでなく株や生命保険も含んだ金融資産保有額を紹介します。

しかしそれらを紹介する前に、まずは平均値と中央値について知っておいていただく必要があります。

 

平均値と中央値

例えば以下の金融資産保有額の5人がいるとします

0、5万円、10万円、85万円、9900万円

この時平均値は

(0+5万円+10万円+85万円+9900万円)÷5=2000万円

となります。

つまりこの5人の平均金融資産保有額は2000万円ということですが、これでは1人の金額に引っ張られてしまっており、5人の正確な金融資産保有額の状況がわかりません。

 

そこで平均値と合わせて確認すべきなのが中央値です。

中央値は5人であればちょうど3番目の金額を指します。

つまり今回の例では10万円が中央値となり、こちらの方が5人の金融資産保有額の状況を正確に反映していると言えるでしょう。

 

この後の日本人の金融資産保有額では平均値と中央値を紹介しますので、この部分の説明を参考にしていただければと思います。

 

 

※以下の金融資産保有額は令和元年の家計の金融行動に関する世論調査を参照しており、金融資産というのは運用の為、または将来に備えて蓄えている部分のことを言います。

20代の金融資産保有額

・単身世帯の場合

平均値:106万円

中央値:5万円

 

・二人以上世帯の場合

平均値:165万円

中央値:71万円

 

30代の金融資産保有額

・単身世帯の場合

平均値:359万円

中央値:77万円

 

・二人以上世帯の場合

平均値:529万円

中央値:240万円

 

40代の金融資産保有額

・単身世帯の場合

平均値:564万円

中央値:50万円

 

・二人以上世帯の場合

平均値:694万円

中央値:365万円

 

50代の金融資産保有額

・単身世帯の場合

平均値:926万円

中央値:54万円

 

・二人以上世帯の場合

平均値:1,194万円

中央値:600万円

 

60代の金融資産保有額

・単身世帯の場合

平均値:1,335万円

中央値:300万円

 

・二人以上世帯の場合

平均値:1,635万円

中央値:650万円

 

全国で見た金融資産保有額

・単身世帯の場合

平均値:645万円

中央値:45万円

 

・二人以上世帯の場合

平均値:1,139万円

中央値:419万円

 

どうでしょうか。多いと思いますか?少ないと思いますか?

自身の金融資産保有額とも比較していただければと思います。

ただしこれはあくまでも目安であり、これより多いから大丈夫、少ないから問題ありということではありません。

 

なぜ貯金ができないのか

多いか少ないかは人それぞれだとは思いますが私は20代の中央値が5万円という結果であることには本当に驚きました。

これは皆さんも少ないと思ったのではないでしょうか。

でもこれが現状なのです。

 

ではなぜ貯金ができないのか。

20代はまだ稼ぎが少ないことはもちろんその理由の一つでしょう。

稼ぎが本当に少なくて貯金ができていない人はまずは固定費の削減から始めましょう。

 

ただし、ある程度は稼ぎがあるのに貯金ができていない人は一定数います。収入のわりに貯金がないなーっていう人です。

年収700万円でも貯金ができず自己破産なんて人もいます。

これには実はパーキンソンの法則が関わっています。

第2法則

支出の額は、収入の額に達するまで膨張する

引用:wikipedia

 

「支出の額は、収入の額に達するまで膨張する」

簡単に言うと、人はお金に余裕があればどうしても使ってしまうということです。

例えば10万円の稼ぎで今まで生活できていた人がじゃあ20万円稼げば10万円貯金できるかというと決してそうではなく、ゆとりができれば買いたいものを買ったり旅行に行ったりといったアクションを起こすようになることを考えていただければわかりやすいかと思います。

その他にも

  • 友達に貸していたお金が返ってきたときにはお金が増えた気がして使ってしまう。
  • ボーナスが入るとついつい買いすぎてしまう。

つまり、ある程度稼ぎがあったとしても何の対策もしなければ使ってしまって貯金ができないのはいわば当たり前の行動なのです。

 

ただしあくまでも何の対策もしなければというところがポイントです。

このパーキンソンの法則を逆手にとって貯金ができる仕組みを作ればいいのです。

これが世界一簡単で当たり前の貯金方法です!

 

世界一簡単で当たり前の貯金方法

ここで紹介するのは使いきれないほどお金を稼ぎましょうという話ではありません。

お金がない人がどのように貯金をすればいいのかに焦点を当て、説明していきます。

 

 

よく世間一般で考えられている貯金の方法というのは

収入ー支出=貯金額

ではないでしょうか。

例えば収入=20万円、支出=15万円であれば貯金額=5万円ということですね。

 

パーキンソンの法則で問題となるのはこれが例えば収入100万円になった時に支出=15万円で貯金額=85万円になるかというとそうはならないということです。

あればあるだけ使ってしまうのが人間の心理の恐ろしいところです。

 

そこで考え方をガラッと変えて

収入ー貯金額=支出

という状況を作り出します。

要は収入から先取で貯金を行ってしまい、残ったお金で生活することを考えるようにするというだけです。

おすすめは先取貯金用に完全に口座を分け、引き出さずに貯金だけしていくことです。最初から収入としてなかったことにしてください。

こうすることでパーキンソンの法則に振り回されずに済みます。

 

ちょっとした考え方の違いだけですが、これだけで劇的に貯金ができるようになります。

是非お試しください!

 

 

貯金額の決め方

では先取の貯金額はいくらに設定すればいいのでしょうか?

これは「人や状況による」としか言いようがありません。

 

よく収入の何%は貯金に回しましょうだとか、毎月〇万円は貯金しようといった情報があふれていますが、

  • 持ち家 or 賃貸?
  • 独身 or 夫婦 or 子どもいる?
  • 収入はいくら?
  • ご飯はどれくらい食べる?
  • 物欲の程度は?   など

こういった状況によって貯金できる額が変動することは誰が見ても明らかでしょう。

 

しかしこれで話が終わってしまっては何の解決にもなりませんのでここからは貯金額の決め方を紹介します。

  1. 月にいくらあれば最低限生きていけるか確認する。(固定費や食費など)
  2. 自由に使える金額を設定し①にプラスしたものを支出額と決める。
  3. 収入から②の支出額を引いたものを貯金額として決める。
  4. 毎月③の貯金額を先取貯金し、残ったお金で生活する。

たったこれだけのことです。

最も重要なのは①の月にいくらあれば最低限生きていけるか確認することです!

普段何も考えず生活しているとそもそも毎月いくら必要なのか把握していない人がほとんどです。

ここさえつかんでしまえば貯金は必ずできるようになりますので①は重点的に取り組んでください。

 

そして注意すべきは②です。

私の失敗談をお話しします。

あまり物欲もなかったので自由に使えるお金をかなり少なめに設定して貯金額をできるだけ増やそうと考えました。

しばらくはそれで問題なく貯金額が増えていたのですが、急な出費(結婚式のご祝儀、車検費用、旅行など)があったときにその貯金を切り崩すということが何度もありました。

もちろんいつか必要になった時のために貯金しているわけなので、これでも問題はなさそうですが一向に貯金はできませんでした。

先ほども書きましたが、理想は「最初から収入としてなかったことにする」です。

投資や老後資金に使うためのお金としての貯金であり、普段の生活では全く手を付けないことを心がけてください。

つまり理想はこのように3口座に分けることですが、面倒であれば2口座でも構いません。

 

また、あまりに切り詰めすぎて買いたいものも買えず、食べたいものも食べれないといったような我慢が続くことも良くありませんので、無理のない範囲で少し緩めに貯金額を設定することから始めましょう。

それで余裕があればあとで貯金額を増やせばいいんです。

 

 

まとめ

 

・パーキンソンの法則で人間はお金があればあるだけ使ってしまう。

収入ー貯金額=支出となるよう先取貯金をする。

・貯金口座には絶対に手を出さない。

・普段の生活にいくらお金が必要か把握し、ゆとりをもった貯金額を決める。

・できれば口座は3つに分ける。