ライフプランニング

誰もが知っておくべきライフプランニングの重要性

 

「ライフプランニング」誰もが一度は耳にしたことがある言葉ではないでしょうか。
無い方はもう少しお金の勉強をしましょう笑

でもライフプランニングって実際何なのかよくわかっていない方も多いのではないでしょうか?
かくいう私もFPの勉強をするまではよくわかっていませんでした。

しかし知れば知るほどライフプランニングって実は誰しもが必要なものなのでは?と思うに至りました。

というより、誰しもが一度は自身のライフプランニングを行うべきだと確信しています。

今回はそのライフプランニングについて説明します。

ライフプランニングって何?

FPと聞くと皆さんの中のイメージはお金の相談をする人ではないでしょうか。
年金、健康保険、投資、生命保険、不動産、相続 etc

もちろんこのイメージは間違いではありません。全く持ってその通りです。

では、なぜわざわざお金を払ってまでFPにお金の相談をするのでしょう?

それは今後のお金との付き合い方に不安があるからではないでしょうか。

・今の家庭の収支に問題はないのか。
・子育てにお金はどれくらいかかるのか。
・投資は本当にしたほうがいいのか。
・そもそも今の投資の仕方に問題が無いのか。
・効果的な節税の方法はないか。
・どんな保険に入ればいいのか。

誰しも挙げれば正直きりがないほどお金の悩みがあるはずです。

そして、こういったお金の悩みは皆さんのライフプラン(将来設計)と密接に関係してきます。

つまりお金の話をする上で避けては通れないのがライフプランであり、
ライフプランに合わせてお金の不安を解消していくことこそが「ライフプランニング」です。

なぜライフプランニングが必要なのか?

「ライフプランニング」とは何かお分かりいただけたでしょうか?
なんだかわかったような、わからないようなという感じかもしれませんね。

繰り返しになりますが、お金とライフプランは切っても切れない関係です。

例えば、
・結婚はしたいのか
・子どもが欲しいのか、欲しくないのか
・マイホームが欲しいのか、賃貸でいいのか
・どこに住みたいのか
・大金持ちになって豪遊したいのか、質素な生活でいいのか
・今の仕事で満足なのか、転職したいのか、さらに言えばアーリーリタイアしたいのか
・趣味にお金はどれくらいかかるのか

あなたがどういう人生を送りたいのか。
その選択次第で必要なお金や取りうる手段が全く異なってくるということです。

 

極端な例にはなりますが、質素な生活で十分だと考えていて、貯金が3億円ある夫婦であれば、そもそも投資なんてする必要もないかもしれません。

逆に毎月の収支が赤字で貯金を切り崩して生活しているような人が投資を始めたいと言ってきても、まずは家庭の収支を把握し黒字化することを考えなければならないかもしれません。

このように考えるとすべての人に共通しておすすめできるお金との付き合い方というのは実はありません。
あくまでも個人の資産状況やライフプラン次第となります。

つまり一人一人の状況に合ったオーダーメイドのお金との付き合い方が必要になってくるわけです。

これに関しては個人の資産状況や、将来どのような生活をしていきたいのかをヒアリングし一緒に考えていく必要があります。

これこそが「ライフプランニング」であり、誰しもがライフプランニングが必要な理由です。

ライフプランニングを受けるべき人

なんとなくライフプランニングが重要なことはわかっていただけたのではないでしょうか。

それでも

重要なんだろうなってことはわかるんだけどそれでもやっぱり面倒だな。
忙しくてそんな時間はそもそもとれない。
お金を払ってまでお金の相談をする意味がわからない。

って思ってる方もいるのではないでしょうか。

理解はできても結局は他人ごとで実際に行動できるのは1%くらいでしょう。

それでも声を大にして言います。

ライフプランニングは全員、誰しもが1度は受けるべきです。

自分は将来どれくらいお金が必要なのか。
このままいくと老後何歳で貯金が枯渇するのか。
亡くなった時に残された家族は大丈夫なのか。

将来が見通せなければ対策を講じることもできません。
暗闇の中をどこに向かえばよいのかもわからずにやみくもに歩いているようなものです。
これでは今の自分がどうお金と付き合えばよいのかもわかりません。

将来のシミュレーションを行うことで現状の自分の立ち位置が明らかになります。
ライフプランニングが暗闇においてあたりを照らす光となり、地図になるわけです。
今どれだけお金を使ってもいいのか、どれくらい貯金すればいいのかといったことがわかります。

 

そして1度目のライフプランニングは早ければ早いほどいいです。

猶予期間が長ければ長いほど取りうる選択肢も広がりますし、家計を早く改善することができるからです。
・50歳の人が老後資金を貯めるのと25歳の人が老後資金を貯めるのでは話が全く異なってきます。
・本来は要らない保険を早く解約できたり、良くない習慣を早期に発見することができます。
(ただし学生のうちはまだ収入が安定しないため、社会人になってからがおすすめ)

失敗しないFPの選び方

ライフプランニングを受けた方がいいことはわかりました。
でも、じゃあ、誰にライフプランニングを頼めばいいのでしょうか。

「ライフプランニングやってます。」なんてそもそも聞いたこともないんですけど。
という人がほとんどでしょうし、いざ頼むとなるとどうしたらいいかわからないのではないでしょうか。

「じゃあ誰でもいいからネットで調べてみて良さそうなFPに頼んでみるか。」
というのはやめてください!

実は誰に頼むかが最も重要です。誰でもいいわけではありません。

結論から言います。

独立系FPにライフプランニングを頼んでください!

独立系FPとは?

そもそもFPもよく知らないのに独立系FPと言われてもちんぷんかんぷんかもしれません。

FPには大きく分けて2通りあります。

企業系FPと独立系FPです。

ざっくり説明します。

日本では9割が企業系FPです。
企業系FPは、企業の商品を売るためにその企業が雇っているFPのことであり、
限定的な知識で、特定の商品を売るためのアドバイスになりがちです。
銀行や保険会社、証券会社には企業系FPが置かれていることが多いです。

例えば、自社の保険に入ってもらうために不安を煽ったり、手数料を稼ぐための投資商品への勧誘が行われます。

しかし、これは資本主義の中では仕方のないことなのです。
別に悪いことをしているわけではありません。
その企業の商品に惚れ込んで企業系FPとして働いている方もいらっしゃるでしょう。

しかし逆に、他の会社の商品の方が優れているとわかっていながら自社の商品を勧めなければいけないのが苦痛だと感じているFPがいることも事実です。
それでもノルマが課されていれば、勧めて契約までもっていかなければなりません。

 

一方独立系FPは、起業に属さず、ライフプランニングを行うことができるFPです。
各企業の商品を比較し、その方に合っていると思った商品を選択することができます。
いわゆる第3者的な立場で相談にのることができるわけです。

どちらが優れている、劣っているという話ではありませんが、相談者の立場から考えれば独立系FPを選んだ方が良いことは明らかです。

 

ただし独立系FPにはデメリットもあります。

企業系FPは商品が売れさえすればいいので、相談料は基本的に無料です。
無料セミナーや、無料相談ができるのにはそういったからくりがあるわけですね。

一方独立系FPは企業に雇われていて決まった商品を売るわけではないので相談料は基本的に有料です。
しかし逆に考えれば相談料をもらうため商品の押し売りなどはありません。

相談料を支払うことにどうしても抵抗がある方以外は独立系FPを選びましょう。

まとめ

・ライフプランニングは誰しもが早めに一度は受けるべき

・ライフプランとお金は密接に関係している

・万人におすすめのお金との付き合い方というものはない

・ライフプランに合わせたオーダーメイドのお金との付き合い方が必要

・ライフプランニングは独立系FPを選ぶべき

 

FP自体日本ではまだあまり知名度が高くありません。
つまりライフプランニングを認識している人はさらに少ないでしょう。

一方アメリカでは実はFPの地位は高く、身近な存在です。

今の日本の状況から見ると不思議に思うかもしれませんが、
お金の悩みは人生を左右することもあり、時には命にかかわることすらあります。

また、わからないことを詳しい人や専門家に聞くのは当たり前ですよね。
具合が悪い時に医者に診てもらうのと同様にお金のことで迷ったらFPに聞くわけです。

「人生に必要な専門家」として「かかりつけ医」と並んで「かかりつけFP」がいるわけですね。

そう考えると日本ではお金の教育が受けられず、マネーリテラシーが低い人が多いため、むしろ「かかりつけFP」が必要なのではないでしょうか。
というよりこれからそういう時代になっていくと思います。

私と関わった一人でも多くの方がお金の不安を解消し、より良い人生を送っていただけたらと思っています。