HSP

HSPとは?あなたが疲れやすさや生きづらさを感じるのはHSPだからかも

うしくん
うしくん
なんだか自分の感覚が他の人と違うみたいなんだよね。おかしいのかな?
てらこー
てらこー
それはもしかしたらうしくんがHSPだからかもしれないよ
うしくん
うしくん
HSPって何?
てらこー
てらこー
HSPは生まれつきの特性で、敏感に物事をとらえてしまうから生きづらさを感じやすいんだよ。

 

この記事はこんな方におすすめ

  • なんだか生きづらい
  • 周りの人と感覚が違う気がする
  • 疲れやすい
  • HSPについて知りたい

 

HSPとは?

HSPとは(Highly Sensitive Person)の略であり生まれつき「敏感すぎる人」や「繊細すぎる人」のことを表しています。

他人より細かいことに気づいたり、五感の感じ方が強すぎる傾向があります。

 

これは1996年にアメリカの心理学者であるエレイン・アーロン博士が提唱したものであり、決して病気ではありません。

生まれつき性別が決まっているように、「繊細な人」と「タフな人」が分類されているという概念です。

割合としては5人に1人の割合とされており、決して少なくありません。

さらにこれはヒトだけに当てはまるものではなく他の高等動物でも同様の割合で存在することが確認されていることから、種として生存可能性を少しでも上げるために多様性を生んだ結果ではないかと考えられています。

日本ではまだこの概念は十分に浸透しておらず、内気やシャイ、心配性だと言われてきた方は実はHSPである可能性が高いです。

 

HSPの特徴

ではHSPにはどのような特徴があるのでしょうか。

私自身の経験もふまえ特徴を以下に挙げますので、自分がHSPなのか気になる方はぜひこちらを参考にしてください。

※ただしひとまとめにHSPとはいってもHSPによっても多少違いがありますのでこれに当てはまらないからといってHSPではないというわけではありません。

 

  • 花火の音がこわい
  • 電話のなる音が嫌い
  • 新築の建物やたばこのにおいを嗅ぐと気持ち悪くなる
  • 仲の良い友人相手でも遊んでいるときは楽しいが後でどっと疲れがくる
  • 誰かに見られていると緊張し、実力を発揮できない
  • 他の人が怒られていても自分のことのようにつらい
  • 自然の中にいるのが好き
  • 1人でいる時間が必要
  • 人に頼るのが苦手
  • 上司や先輩といった立場が上の人と接するのが苦手
  • 背後を取られたくない
  • 争いが嫌い
  • 断れない
  • 深く考える時間が必要
  • 特にこれといって何もしなくてもなんだか疲れる
  • 人の顔色をうかがってしまう

 

このようにHSPは過剰に情報を受け取りすぎてしまうがためにストレスを感じたり、疲れやすかったりという傾向にあり、それが生きづらさにつながってしまいます。

しかしこれは生まれ持った性質なので仕方がありません。情報を受け取らないようにしようと思ったところで自分ではどうしようもないわけですから。

 

ここではマイナスのイメージばかり特徴として取り上げましたが、HSPはなにも悪いことばかりじゃありません!(ここで取り上げた特徴も決して悪いものではありませんが)

HSPは本来適切な環境下では多くの情報を受け取り、深く考え処理することに長けています。また、共感力も高いため人の相談にのることが得意な人も多いはずです。

もしあなたがHSPかもしれないと思ったのであればHSPであることを上手く生かすことができる環境に身を置くか、そのような環境をつくることが大事になってきます。

 

 

HSPの分類

ここまでの内容からHSPというと根暗で引っ込み思案な人という内向的なイメージがあるかと思います。

それはもちろん間違っていません。基本的にはおとなしい人が多いのがHSPです。

 

しかし実は外向的なHSPもいます。このようなHSPをHSS(Highly Sensation Seeking)型HSPと呼んだりします。

HSS型は刺激追求型を意味しており、好奇心旺盛でリスクを負うことをいとわないタイプを言います。

内向的なHSP外向的なHSPの割合としてはそれぞれ70%30%と言われており、このことからHSS型HSPは人口の約6%ということになります。

 

 

HSPにおすすめの本

ここまでの内容を知り、もっとHSPについて深く知りたい!と思った方はぜひ本を読むことをおすすめします。

 

私自身HSPという概念を知るまでは、「なんだか周りの人と感覚が違う気がする。」「私はおかしいのかもしれない。」とずっと生きづらさを感じていました。

しかしHSPの概念に触れてからは「生まれつきのものなんだ!」とわかり心がとても軽くなったことを覚えています。

HSPに限らず何より苦しいのは知らないことやわからないことです。わからないことには対策のしようがありません。

逆に言えば、ちゃんと把握しさえすれば自分がどのような行動をとればいいのか、どのように考えればいいのかが見えてくるはずです。

 

この2冊はHSPのことをよく知らない方がHSPを理解するのに最適です。

HSPが抱えやすい問題点やHSPと上手く付き合う方法なども書かれており、勉強になります。

特に「鈍感な世界に生きる敏感な人たち」はHSPの自己診断テストがついているため自分はHSPなのかな?と気になる方はやってみるといいかもしれません。

ちなみに診断結果は-52~+140の範囲の点数で出るのですが、+60以上の方はHSPの可能性が高く、私は+80という結果でした。

必ずしも2冊とも読む必要はありませんのでまずはどちらか1冊読んでHSPへの理解を深めてみてはいかがでしょうか。

 

追記(2020年4月14日)

HSP診断テスト

私はつい最近知ったのですが、こちらのサイトで簡単にHSPかどうかチェックできます。

ぜひやってみてください。(もっとはやく知りたかった。笑)

 

 

まとめ

  • HSPとは生まれつき敏感すぎる人のことを表している
  • 半自動的に情報を受け取り続けてしまうため疲れやすい
  • 頭を整理するためにも一人でいる時間が必要
  • 五感も敏感な傾向にある
  • 基本的には内向的だが刺激を求めるHSS型HSPもいる
  • 自分がHSPだと自覚することで心が楽になる可能性がある
  • ちゃんと把握することで対策をとることができる

HSPはまだあまり浸透していない概念であるため知らずに悩んでいる方は多いでしょう。

私自身がHSPを知って心が軽くなったという経緯があるので、一人でも多くの方にHSPについて知っていただければと思いこの記事を書きました。

 

HSPは内気で仕事にもあまり向いていないだとか、自己肯定感が低いなんてイメージもあるかもしれません。

しかしHSPはむしろ環境さえ整えれば素晴らしい能力を発揮できます。

相手を思いやる気持ちや、多くの情報を吸収し整理する力、危機管理能力の高さなどHSPではない方が頑張って身に付けようと思ってもなかなか難しいであろうことを私たちは生まれつき身に付けています。

HSPとしての特徴を生かしていきましょう。

そしてHSPで悩んでいる人同士助け合っていきましょう。