お金を稼いだら貯金する。
それが常識。
だから貯金ができず苦しんでいる人もいる。
でもそれは何のための貯金?
いくら貯金できれば使えるようになるの?
お金の本質を学んであなたの人生を変えましょう!
日本経済の現状
お金の使い方がこの記事でテーマではありますが、今の日本ではお金を使いづらいのが現状です。
ある意味貯金するのが正解なわけです。
それはなぜか。現状と理由をみていきましょう。
家計の金融資産
日銀の発表によると
2021年3月末における家計の金融資産残高は1946兆円であり、そのうち現金・預金額は1056兆円(54.3%)となっている。
金融資産額は前年より7.1%増と、年々増えています。
そして現金・預金も前年より5.5%増であり、こちらも年々増えています。
やはり日本人は貯金が好きなようです。
コロナ禍で特別定額給付金が支給されましたが多くの人が貯金に回した結果ではないでしょうか。
また、外出自粛の影響で消費が減っていることも一つの要因でしょう。
お金を使わない理由
日本人がせっせと貯金していることは分かりましたが、それは一体なぜなのでしょうか。
お金を使った方がいいことなんて皆わかっています。
むしろ使えるなら使いたいくらいですよね。
つまり皆がお金を使いたくても使えない理由がそこにはあるはずです。
終わらないデフレ地獄
日本はここ最近ずっとデフレです。
デフレとは物の価値が下がり、お金の価値が上がる状態を言います。
つまり、このままデフレが続くならお金を使わず持っていた方が得なわけです。
これを理解した上で貯金しているのであれば日本人って賢い!!
物価が下がるし、デフレ最高じゃんと思う方もいるかもしれませんが、実は結構危険だったりします。
以下の記事で理解を深めておきましょう。

少子化と社会保険
また、少子化の影響で社会保険料が上がり続け、年金2000万円問題も話題となりました。
将来どうなるのかわからない。
お先真っ暗な状態では安心してお金を使えなくて当然です。
お金を使いたくても不安で使えないのが日本の現状です。
政府には国民が安心してお金を使えるような政策をぜひとも考えていただきたいですね。
お金は交換の道具でしかない
しかしとりあえず貯金ばかり。。となっても人生味気ないものになってしまいますよね。
ここからはお金の使い方について考えていきましょう。
お金自体に価値はない
そもそもお金って何なのでしょうか。
1万円札は1万円の価値があるけれど
20~30円程度で造れてしまいます。
つまりこれは1万円の価値がありますよという信用だけで成り立っているわけです。
ということはたくさんお金を貯めこんでも信用がなくなればただの紙切れです。
お金をただ持っているという状態自体には大して価値がないわけですね。
お金は使ってなんぼ
ではお金が価値を生むのはいつなのでしょうか。
それは当然お金を使った時です。
お金を使うというのは価値を認め交換することを意味しています。
つまりお金を価値のある物やサービスと交換する行為と言えます。
こう考えるとお金は使ってこそ意味があるものであり、その使い方一つで人生が変わっていくことは容易に想像できるでしょう。
賢いお金の使い方
ではお金はどう使えばいいのでしょうか。
実はこれに関しては正解はありません。
あなた自身ががこれだけのお金を払ってでも交換に値すると感じるものと交換すればよいだけです。
例えば本に2000円も払いたくないという人もいれば、逆に全然安いと思う人がいてもいいわけです。
しいて言えば、相場観を養うことやお金を使う経験を積んでいくことが賢いお金の使い方への近道かもしれません。
買ってから失敗したなと思う買い物が減らせればそれがあなたにとって正しい使い方です。
金は天下の回りもの
皆がお金を使えば市場にお金が流れ、経済が豊かになる。
逆に皆がお金を使わなければ市場のお金の流れが滞り、経済は衰退する。
とても大雑把に説明すると経済はこのような仕組みになっています。
つまり皆がお金を使うことで経済が発展するわけです。
お金を使ってもなくならない?
お金を使うと経済が発展することを紹介するために一つ面白い例を紹介します。

ある日酪農家のAさんから牛乳10本を美容師のBさんが3000円で購入しました。

別の日に酪農家Aさんが美容師Bさんに髪を切ってもらい3000円を支払いました。
皆さんもうお分かりですね?

お互い3000円を支払っているので結果的にお金の動きはなかったことになります。
(※税金については触れないこととします。。)
つまり、物とサービスだけを交換したことになり、お金はまた別の交換に使うことができるわけです。
これがお金を使えば使うほど経済が発展していく理由です。
本来一部の人がお金を過剰に貯めこむことなく、お金がうまく回りさえすればみながより豊かな生活を送れるはずなんです。
皆の意識やお金の使い方が少し変わるだけで経済も変わっていくかもしれません。
使えるお金を把握しよう
お金を上手く使うためには、まずどれだけ使えるのかを把握しなければなりません。
ここがきちんとしていないと、
使いすぎて赤字になったり、
逆に将来が不安で使えなくなります。
支出と収入の把握
各家庭でやるべきこととしては支出と収入の把握です。
方法は問いませんが、要は家計簿ですね。
アプリで簡単に管理できる時代なのでやっておきましょう。
そんなの当たり前じゃんと思われるかもしれませんが、意外と皆さんここでつまずいています。
どおりでどれくらいお金を使えるかわからないわけです。
いくらプラスなのか、いくらマイナスなのかはせめて知っておきましょう。
特に収支改善には固定費削減が欠かせないのでここはきちんと理解しておきましょう。

ライフプランニング
現状の収支が把握出来たら、次のステップとしてはライフプランニングを受けることをおすすめします。
ライフプランニングでは現状だけでなく、将来的な家計の収支を確認することができます。
「今がプラスだからといってお金を使っても大丈夫なのか」というのは誰もが気になるところではないでしょうか?
老後や子育て、マイホーム建設など様々な状況をシミュレーションすることで本当の意味で使えるお金を把握することができるわけです。
ライフプランニングについて詳しくはこちらをご覧ください。

まとめ
- 1900兆円もの家計金融資産がある
- 預貯金は1000兆円にも及ぶ
- しかし日本はお金を使いたくても使えない状況
- お金は交換の道具でしかない
- 皆がお金を使うと経済が豊かになる
- 使えるお金を把握することが重要
現在はデフレという状況ですが、
政府が将来も安心できるような政策を打ち出し、
皆が安心してお金を使えるような状況となれば
インフレに転じる可能性もあります。
なんといっても家計の金融資産はどんどん膨らんでいっていますからね。
皆がなんとなく貯めているお金がうまく活用されることを願ってこの記事を書きました。
私が個人的に面白いと思ったのはお互いに物やサービスの交換ができればお金の動きは実質的になかったことになることです。
これはつまり個人で提供できるものがある人を集めて交換し合えれば、たいしてお金がかからず豊かになることができることを意味しています。
将来的にはフリーランスの人や起業する熱意のある人たちを集めて、その中で交換し合う経済圏をつくれたらと画策しております。
要は様々な業種の人が交流することでシナジーを生むことができるんじゃないかってことなんですけどね。
特にフリーランスは最初の仕事を受注するまでのハードルが高かったりするので、そのハードルを極限まで下げる効果が見込めるかと。
お楽しみに。
別の視点からも「お金の使うことの意味」を記事にしているので合わせて読むとより理解が深まります。
