この記事は
- 投資をこれから始めようと思っている人
- 投資の基本がわからない人
- どういう投資をしようか迷っている人
の悩みを解決するために書きました。
全員が一度は考える投資の理想

夢の配当金生活
配当金が出る株などを購入し、配当金だけで生活できるだけのお金が入ってくるから、会社を早期退職して自由に暮らしてます。
なんて生活誰もが一度は憧れたことがあるのではないでしょうか。
しかし、高額な配当でも5%程度であることを考えると1億円の投資で年間500万円の配当金ということになります。
年間250万円でも暮らしていけるよっていう人であっても5000万円は投資資金が必要です。
もちろん投資資金が潤沢にある人であれば夢の配当金生活を実現させていただければと思いますが、おそらくこのページを見ている方は投資初心者であることを想定していますのでこれはなかなか厳しいでしょう。
一番安い時に買って一番高いところで売る

投資の理想としては投資先が一番安いところで買って、一番高いところで売ることです。これが一番利益が出ます。
そして誰もがそのために様々なツールを使って今が一番安いのか、今が一番高いのかを見定めようとしています。
しかし実際は誰にもわかるはずがないのです。

ある程度経験や、過去のデータを分析することで、高い確率で予想することはできるかもしれません。
それでも確実に当て続けることはできません。
プロの方でもそうなのですから、まして私たち初心者があてられるわけがないのです。
投資は理想どおりにはいきません。
では初心者は投資の世界でどう戦うべきなのか。
それを紹介していきます。
投資初心者は長期・分散・積立

この三原則は必ず覚えておいてください。
長期・分散・積立
- 長期
短期での売買となると常に画面に張り付いていなければなりません。忙しく働いているとこれは現実的ではありません。
また、短期売買ではプロのトレーダーたちと勝負することになるため初心者は絶好のカモとなってしまうことも多々あります。
そしてこれはあくまでも過去のデータから導き出されたものではありますが、長期で10年、20年保有していると、短期的には上下を繰り返しながらも最終的にはほとんどの方がプラスになっています。

要は世界経済の長期的な発展に投資しているイメージですね。
つまり短期での結果に一喜一憂せずに長期で持てばプラスになる確率が高いということです。
- 分散
これは「卵を1つのかごに盛るな」という言葉が有名です。

要は全ての投資資金を一か所に集中させてはいけないということです。
例えばカルロス・ゴーンさんで有名な日産の株価は1株=1200円程度から1株=400円程度まで下落しました。
仮に1000万円投資していたとすると333万円になってしまった計算です。
こうなってしまうとこの損失分利益を出すことは難しくなってしまいます。
ですので、投資先を分散しておくことが重要なのです。
投資先や投資手法、投資のタイミングなどできれば分散させておいた方がリスク回避につながります。
もし何かで損失が出たとしても他で利益が出ていればカバーすることができますからね。
- 積立
始めから十分な投資資金がある方は積立じゃなくてもかまわないのですが、私たち初心者は毎月一定の金額を積み立てていくことをおすすめします。
というのも、毎月投資をするというのはまずそれだけで期間の分散につながるためリスク回避に役立ちます。
そしてそもそも上がるか下がるか予想不可能なのであればいつ買ったって投資のパフォーマンスは大して変わらないのです。
ではなぜ一定の金額で買うのかを説明します。

有名な投資手法にドルコスト平均法というものがあります。
これは定期的に定額で買い付けを行うことで、価格が高い時は少なく、逆に価格が低い時は多く株などを手にすることができます。
これにより、価格が下がった時でもリスクをおさえて投資を続けることが可能になります。
仮に一括で投資をしたとすると、価格が下がった時に大きくマイナスとなる可能性があり、投資を続けることが怖くなってしまうかもしれません。
そういった意味でも積立を続け、むしろ価格が下がった時こそたくさん買えるチャンスだと思えれば完璧です。
投資心理について知っておこう

ここまで長期・分散・積立について説明してきました。
そしてある程度は皆さん納得していただけたのではないかと思います。
そしてよし!投資をやろう!となるのですが、その前に知っておいてほしい行動経済学の理論があります。
それがプロスペクト理論です。
ざっくり説明しますと「人間は潜在的に損したくないという心理がはたらき行動を選択する」というものです。
例えば
①コインを投げ表が出れば100万円をあげます。そのかわり裏が出たら50万円を払ってもらいます。
②コインを投げない選択をした場合は20万円をあげます。
この①か②を選ばなければいけないとしたらほとんどの方は②を選ぶのではないでしょうか。
しかし期待値を計算すると
①:(100万円×1/2)+(-50万円×1/2)=25万円
②:20万円
②のほうが低いという結果です。
つまり①の方が得をする可能性は高いけれど損することを回避し、確実に取れる利益を取りに行ったということです。
得をする<損をしない
これをもとに人は行動をしてしまうということです。
こういった心理が投資に与える影響は大きく、少し利益が出ると損をしたくないという思いですぐ売ってしまって大きな利益が得られなかったり、
損失が出ると損失を認めたくなくてそのままずるずる下がっていってしまい損失が大きくなるということが多々あります。
積立投資では損失が出た場合もコツコツと積み立て続ければいいだけですからこの損失の部分は当てはまりませんが、問題は少し利益が出た時です。
少しの利益を取ってしまうと、将来的には大きな利益が得られる可能性すらも失ってしまいます。
積立は無心で行いましょう。
また、この心理とは別に大きくマイナスが出ると、もうプラスにはならないんじゃないかと不安になり、損失を確定させてしまう人もいます。
そんな方はリスクを抑えた投資商品を選ぶ必要があります。
これはそれぞれの性格によるところも大きいので、実際に投資を始めてみて自分はどういうタイプか確認してみてください。
これらの心理状況を理解した上で、基本は長期・分散・積立は念頭においておきましょう。
投資ですぐ儲けようと考えてはいけない

よく投資は大きく儲けられる可能性もあれば、大きく損する可能性もあるギャンブルだと思っている方がいます。
もちろんそういった側面があることも確かですが、私は投資を貯金の一部だと考えていただきたいと思っています。
値動きの上下に一喜一憂せずコツコツ積み立てる貯金です。
もしあなたが短期間で大きく儲けようと考えた場合、価格が大きく上がる投資を行う必要があります。しかし、それは同時に価格が大きく下がる可能性もあるということです。
投資がこのような運に任せるようなギャンブルであれば私はおすすめしません。
そうではなく、年平均5%程度の値上がりを期待するくらいのものだと考えてください。
これは投資資金が10万円であれば年間5000円程度なので、増えている実感が全くないかもしれません。

しかし金融機関の利息が0.001%であることを考えればこれでも5000倍なのです。
5%であっても投資資金を少しずつ増やして投資を続けていけば、金融機関に預けていただけの人と投資をしていた人では大きな差ができることは明らかでしょう。
よく投資はリスクがあるので絶対やらないという人がいますが、これは逆に言えば、投資をしていれば得られたかもしれない利益をも放棄していることになります。
継続することで利益を出しましょう。
投資資金をコツコツ増やしていこう

投資で得られる利益自体はそう大きくはないことは先ほど説明した通りです。
ただし、投資資金が増えれば増えるほど投資で得られる利益も大きくなります。
つまり、投資資金をコツコツ増やしていくことが何より重要なのです。
年利5%の場合投資資金10万円では利益は5,000円にしかなりませんが、投資資金が1,000万円であれば利益は50万円になります。
とにかく投資だけで増やそうとすると利益を追求するあまりリスクの高い投資をすることになってしまいます。
一番大切なのは投資以外で資金を稼ぎ積み立てていくことだというのは肝に銘じてください。
まとめ
・投資の基本は長期・分散・積立
・人間は損をすることを極端に嫌う
・投資心理を理解した上で自分に合った投資をしよう
・投資で短期間に大きく稼ごうと思わない
・投資資金をコツコツ増やすことが利益を増やす一番の近道
じゃあ具体的にどういう投資をしたらいいのでしょうか。
私が色々やってみた中で投資初心者におすすめなのは
- 投資信託
- ソーシャルレンディング
具体的にどういうものか知りたい方は以下を参考にしていただければと思います。

